小豆粥の由来|小正月に食べる理由とは?
小豆粥の由来と小正月に食べる理由
小正月に小豆粥を食べますが
その由来はいったい何のでしょうか?
また、食べられる理由は何なのでしょうか?
その秘密について、見ていきましょう。
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小豆粥ですが、赤粥、十五日粥ともいわれたりします。
小豆粥を食べると、
一年間の1年間の邪気を祓い無病息災で過ごせる
といわれていますね。
まず小豆ですが、
日本最古の歴史書である「古事記」(712年)の
穀物起源神話にも書かれているほど
古くから食べられていました。
そして、小豆粥の由来は、平安時代とされています。
935年頃の紀貫之の「土佐日記(とさにっき)」や
法典「延喜式(えんぎしき)」にも、
小豆粥の記録が残っていて、
宇多天皇(867~931)の頃から、
宮中では,天皇に小豆粥を捧げられ
一般の官人にもふるまわれたとされています。
古くからなんですね。
現在でも、小豆粥を食べる習慣が
京都を中心に関西地方と始め
各地にこうして残っています。
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この風習は、中国から伝わっています。
中国の『荊楚歳時記』(6世紀)に
「冬至の日、日の影を量り、
赤豆粥を作りて以て 疫(やまい)を禳(はら)う」
と記されているんですね。
古くから中国や朝鮮などの東アジアでは
一般的に「赤色」は、
古くから呪術的な意味をもっていて、
魔除け、厄払いなどの意味がありました。
赤色の赤飯もそうです。
お祝いという意味もありますが、
ある区切りの節に食べることで
そのような意味合いももたせているのですね。
![小豆](https://makotti.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
赤色は、西洋では、血や生命の誕生とを結びつける風習があり
クリスマスに使われるセイヨウヒイラギがそれといいます。
そして、東洋では、赤色は陽で陰を抑えると見るとあり
陰陽道の影響も受けているのですね。
また、小豆粥の出来、不出来で、
この年の豊年満作を占っていたともいいます。
小豆の赤色には、神秘的な力がある
といわれているのですね。
そして、今現在と違って、昔は
冬に、新鮮な野菜を食べることができなかった時代、
冬の時期に、小豆粥を食べることは
ビタミンB1、B2などの栄養の補給になり、
健康維持に役立ったものと考えられます。
いかがでしたか?
小豆粥の由来。
古くからのなんですね。
赤色が呪術的な意味があるとは。
こんな先人の知恵や意味をじっくり考えて、
小豆粥を頂いて、御利益を頂きましょうか。
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