春うららとは?その意味と謎の語源を発見!!元々の言葉があった!?
春うららとは?意味と語源
「春うらら」って言葉を春になるとよく聞きますが
どんな意味なのか、よくわからないですよね。
そこで、その意味と謎の語源について、お伝えします。
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「うらら」とは、漢字で書くと「麗ら」と書きます。
「うらら」は、「麗か(うららか)」と同じ意味で、
「麗か(うららか)」の意味をgoo辞書で調べますと、
1 空が晴れて、日が柔らかくのどかに照っているさま。
2 声などが晴れ晴れとして楽しそうなさま。
3 心にわだかまりがなく、おっとりしているさま。
ということになります。
類義語は、「のどか」になるのですが、
「のどか」の意味をgoo辞書で調べますと、
1 静かでのんびりとして落ち着いているさま。
2 空が晴れて、天候が穏やかなさま。うららかなさま。
3 ゆったりとくつろぐさま。急がないで気長に構えるさま。
4 気にかけないさま。のんき。
ということになります。
日本語は、いろいろな言葉や似たような言葉があって、
難しいですが、それが、日本語のいいところだったりするわけですが。
ということで、
「春うらら」の意味は、
春の気候が、「空が晴れて、日が柔らかく、静かで穏やかな様子」
ということになります。
春の雰囲気を実によく表した言葉ですよね。
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また、「春うらら」という言葉は、
歌にもよく使われていて、
有名なのは、文部科学省の唱歌の滝廉太郎の『花』。
「♪春のうららの隅田川~♪」
ですよね。聞いたことありますよね。
小学生のころ、よく歌いませんでしたか。
そんな「春うらら」ですが、
「うらら」の語源は、古く昔にありました。
「うらら」は、元々「うらうら」という言葉だったのが
それを略して、「うらら」になったのです。
今でもよく言葉を短くしたり、略したりしますが
昔からそういうことがあったんですね。
元の「うらうら」の意味は、
江戸時代の語学書『言元梯 (げんげんてい) 』によると、
「ユラユラ(寛々)の転」と書いてあり、
その意味は「ゆらゆら(寛々)という言葉が転じたもの」としていて、
ユラユラ(寛々)とは、
急がず、悠々(ゆうゆう)とゆったりとした様子ということになっています。
また、「うら」には、「心」を表す古語であり、
語源には、「よわ(弱)」、「ゆら(寛)」、「うるわし(潤)」などの諸説があり、
それが転じて「うらうら」となったのです。
それにしても、「春うらら」という言葉を聞くと
なんだかボヤっとした柔らかな感じに抱かれて、
ホッとする感じがしますよね。
春の天気のいい日には、外に出て、
「春うらら」をぜひ体いっぱいに感じたいものです。
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