柊鰯とは?驚きの由来が?なぜ柊と鰯?画像と写真も
柊鰯とは?由来 なぜ柊と鰯?画像と写真
柊鰯(ひいらぎいわし)は、
節分の日に鰯(いわし)の頭が玄関に飾ってあり、
鰯を木にぶら下げている家を
見かけることが昔ありました。
最近の節分では、あまり見なくなりましたが、
なんで玄関先に柊鰯を飾らなければいけないのか?
すごく不思議な光景ですよね。
そこで、柊鰯とは?驚きの由来が?なぜ柊と鰯?画像と写真も
について、この際、調べてみました。
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■柊鰯とは?
柊鰯とは、節分に魔除けとして使われ、
古くから日本にある風習の一つに、
「門守り」というものがありますが、
家の門口につけて、
病魔など邪悪なものの侵入を防ぐものです。
柊鰯(ひいらぎいわし)は、一般的には
柊の小枝と焼いた鰯の頭とを挿したもので
これを玄関先など門口に結びつけたり、
刺したりして、飾ったものです。
柊鰯をじっくり眺めたい!よく近くで見てみたい!人はこちらの動画で見れます↓
しかし、東京近郊では、柊と鰯の頭に、
豆柄(まめがら。種子を取り去った大豆の枝)も付けたり
鬼を追いはらう臭いを立てるために、
ニンニクやらっきょうを使うこともあるといいます。
また、鰯の頭でなくて、尻尾を使っている
地域などもあるようで、
地方や地域によって、少しずつ違っているようです。
そして、柊鰯の呼び方も
地方や地域によっては
他の呼び名があって、
焼嗅(やいかがし)、やっかがし、やいくさし、
やっさし、柊刺し、鬼の目さしなど、
いろいろな呼び名があるようです。
また、このような柊鰯の風習は、
青森、福島、群馬、栃木、東京、埼玉、千葉、
愛知、静岡、京都、大阪、奈良、岐阜、広島、岡山
などの地域にあるといいます。
■柊鰯は、なぜ柊と鰯なのか?
昔から臭いの強いものや尖ったものが
厄払い、魔除けなどに用られており、
鬼の嫌いなものが
「鰯の頭のクサイ臭い」
「柊の葉の痛いトゲ」
とされています。
それで、
鰯の頭を焼くことで出る
クサイ臭いと煙で
門口から鬼が入れずに近寄ることができず、
また、門口から入ろうとすると
柊の葉のトゲで目をつつかれて、
逃げていくからだということからなのです。
昔から、鬼とは、災害や病気ことをいい、
それらを祓う、厄祓いとして効果がある
と伝えられてきました。
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■柊鰯の由来は?
柊鰯の由来は、
935年の平安時代と言われており、
約1000年以上も続く、
日本の風習の一つになるんですね。
最も古い記録では
土佐日記に出てくるのが最初で
正月の門口に飾った注連縄(しめなわ)に、
柊の枝と「ボラの子」の頭を刺していたことが
はじまりといわれています。
鰯ではなく、ボラ(鯔)だったんですね。
その習慣の元になったのは、
その昔、「ボラの口の中から紛失していたカギが出てきた」
という故事の記述が残っているそうです。
では、なぜ、ボラから、現在の鰯になっていったのか?
そのことについては、
わからない。
ということです。
記述としては、
江戸時代の百科辞典といわれる書に
柊鰯の言葉が記載されていますし
明治時代の他の多くの出版物にも
柊鰯についての記載がみられるとのことなんです。
したがって、江戸時代以前に
ボラから、鰯に変わったことになります。
いろいろ調べましたが
ボラから、鰯に変わったことがわからなくて
残念です。
■さいごに
最近は、柊鰯を玄関先に飾る家が少なくなり、
家の中に飾る家が多いようです。
また、節分に鰯料理を食べる家も多くなってきていて、
時代の変化とともに柊鰯の習慣が変わりつつあるようです。
そして、お役目を終えた柊鰯は、
いつまで飾っておけばいいのか?
飾り終わった後は、処分をどうすればいいのか?
それについては、こちらをご覧ください。↓
『柊鰯はいつまで飾る?処分する方法は?知らなかった!!節分のマナー』
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