「一年の計は元旦にあり」の意味と由来とは?なんと驚きの続きがあった!?
一年の計は元旦にありの意味と由来と続き
「一年の計は元旦にあり」ということわざを
新年によく聞く言葉です。
その意味は、
一年間の目標や計画は、元旦に決めるのが良いということだったり
何事も最初に計画や準備が大切であり、
初めの計画ができていないと物事はうまくいかない
という意味のことわざにもなっています。
元旦の過ごし方で、一年が決まるともいわれていますね。
でも、「一年の計は元旦にあり」の由来や意味を
深く知らなかったので調べてみました。
そして、「一年の計は元旦にあり」には、続きがあったというのです(^^
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■「一年の計は元旦にあり」の由来と意味とは?
「一年の計は元旦にあり」(いちねんのけいはがんたんにあり)
の由来は、諸説あるというのですが
この2つの説が有力といいます。
1つ目の説は、毛利元就の言葉。
2つ目の説は、中国の書物「月令広義」の一節。
■「一年の計は元旦にあり」毛利元就の言葉説
1つ目の説、ご存じ、毛利元就は、
傑出した戦略家・謀略家で戦国時代最高の智将です。
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その毛利元就が言った言葉がこれです。
「一年の計は春にあり、一月の計は朔(ついたち)にあり、
一日の計は鶏鳴(一番鶏が鳴く早朝)にあり。」
毛利元就は、何事も最初が肝心であるということを意図したといいます。
これについて、こんな逸話があるのです。
元日の朝、祝いの膳を食べるように、
毛利元就の家臣が、毛利元就に促したところ、
毛利元就は、黙って席を立って去ってしまったといい
しばらくしてその後、家臣を呼び出して
「なぜ元旦を祝うか?」とたずねたのというです。
答えることができない家臣に向かって
毛利元就は、こう答えたといいます。
「世の愚か者どもは、恵方を拝んで、とそを飲み、
長寿・子孫繁栄を祝って浮かれているが、
元旦はそんな暢気(のんき)なものではなく、
年の初めに一年の事をじっくり考える。
それが本当の祝いというものである。」
さすが、戦国時代最高の智将といわれた毛利元就の言葉です。
並みの考えではありませんね(^^;
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■「一年の計は元旦にあり」中国の書物「月令広義」説
2つ目の説の中国の書物「月令広義」(げつりょうこうぎ)は、中国の伝統的な年中行事、儀式、しきたりなどを解説した書物で、
その中に四計というものがあり、それが次のものであります。
一日之計在晨 (一日の計は晨(あした)にあり)
一年之計在春 (一年の計は春にあり)
一生之計在勤 (一生の計は勤にあり)
一家之計在身 (一家の計は身にあり)
この中で、
1、2番めの「一日の計は晨(あした)にあり、一年の計は春にあり」を
「一年の計は元旦にあり」といったというのである。
ちなみに、
晨(あした)は、朝という意味で、
春は、中国の暦でいう正月というのです。
そして、「一年の計は元旦にあり」の続きがあるといわれているのは
この四計の3、4番目のことをいうのです。
一生の計は勤にあり
一家の計は身にあり
この意味はといいますと、こうなります。
まじめに努力することで、人生が決まり、
身の振り方や生き方で、一家の将来が決まる。
続きももっとも、そのとおり!だなと思いますね(^^
■さいごに
「一年の計は元旦にあり」
一年間の目標や計画は、元旦に決めるのが良いということだったり
何事も最初に計画や準備が大切であり、
初めの計画ができていないと物事はうまくいかない
という意味のことわざにもなっています。
「一年の計は元旦にあり」を
毛利元就は、
元旦の祝いは、年の初めに一年の事をじっくり考えることといい、
中国の書物「月令広義」では、
「一年の計は元旦にあり」の続きとして、
「一生の計は勤にあり」「一家の計は身にあり」。
「一年の計は元旦にあり」の由来や意味を知ると
なんだか感慨深い気持ちになってきました。
一年のスタートという節目は、
新しい目標や計画を立てるのにとても最適なチャンスです。
グローバルなこの時代に欠かせない、これでも絶対早く始めた方がいいです!
昨年までのことは、すっきりリセットして、
新しい年をどのようにしていくか、
はたまた、未来、将来まで決めることになりますね(^^
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