エルニーニョ現象とは?日本の影響は?経済的には?アンチョビも影響!?
エルニーニョ現象 日本の影響 経済やアンチョビも影響
エルニーニョ現象が起こると
世界中で異常な天候が起こると考えられていますが
そもそも、エルニーニョ現象とは何か?
日本の具体的な影響は?経済的な影響は?
また、アンチョビも影響!?などについてお伝えします。
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■エルニーニョ現象とは?
エルニーニョ現象とは
南米のペルー沖から太平洋の赤道の日付変更線付近の
広い海域で、海面水温がいつもより高くなり、
その状態が1年程度続く現象のことなんです。
■エルニーニョ現象が起こる原因とは?
エルニーニョ現象が起こる原因、
どうしてそうゆうことが起きるかというと
通常は、その海域では、
東から西へ「貿易風(ぼうえきふう)」という風が
常に吹いていて、
太陽で温められた海面表面の暖水を
西に移動させます。
そうすると、
深海にある冷たい海水が
海面に湧き上ってくるのです。
このことから、
いつも、その海域では、海面水温が
西で高く、東で低くなっていて
大きな差が生まれてくるのです。
そのため、海面水温の高い太平洋西部
インドネシア沖では、
海面からの水分がたくさん蒸発して、
たくさんの積乱雲が発生して
雨をたくさん降らせるのです。
ところが、
通常は、常に吹いている
「貿易風(ぼうえきふう)」が非常に弱いために
暖水の西への移動や
深海からの冷たい海水の湧き上がりが起こらず
南米のペルー沖から太平洋の赤道の日付変更線付近の
広い海域で、海面水温がいつもより高くなってしまうのである。
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■エルニーニョ現象の日本への影響は?
エルニーニョ現象が起こると
今言ったようなことになるので
通常、インドネシア沖では、
雨が降らないということになる。
そうなると、広い範囲で
全世界的に、気候がおかしいことにあるわけで、
とても大きな影響が起こるのです。
具体的にどうゆう影響があるかというと
気温や雨や雪の降り方、気圧配置など
通常とは変わることになります。
では、日本では、エルニーニョ現象で
どうゆうことになるかというと
冷夏や暖冬になりやすくなります。
具体的には、夏は、太平洋高気圧の張り出しが弱くなり、
低温、多雨、日照時間が少なくなる傾向があります。
そして、冬は、西高東低の気圧配置が弱まり、
暖冬になる傾向があるんですね。
そのような天候になると
お米や野菜などの農作物への影響が大きく
出来が悪かったりして
値段が高くて、食べられなくなったり
同じものでも美味しくなかったりする話です。
また、夏は、雨が多くなるので
洪水や土砂崩れなどの災害が心配になってきます。
エルニーニョ現象は、
私たちの生活を脅かす現象になるわけですね。
■エルニーニョ現象で経済的な影響は?アンチョビにも影響?
アンチョビとは、イタリア料理には欠かせない
「カタクチイワシ」なのですが
これが、エルニーニョ現象の海洋変動の影響で、
チリ沖で、獲れなくなり
困ってしまうといいます。
また、カツオが獲れる漁場も変わり
漁獲高に影響します。
そして、エルニーニョ現象による天候の変化で
干ばつによる農作物の不作、森林火災、多雨による洪水、
高温によるマラリアなどの疾病の増加
などまでもあるというから
その影響は甚大なもので、
大きな社会的、経済的な影響があります。
エルニーニョ現象による日本の経済的な影響としては、
夏は、冷夏なので
・エアコン販売不振
・電気使用料が少くなる
・夏物の衣料が売れない
・ビールや飲料品が売れない
などです。
冬は、暖かく暖冬なので
・冬物の衣料が売れない
・暖房器具が売れない
・電気使用料、石油などの光熱費が少くなる
などです。
家庭での消費が少なくなる
という点では良い面もあるのですが
経済的には、いつも需要があったものが
売れなくなるということになると
企業収益が収入が減ってしまい
しまいには、給料にも影響が出てくることもあるかも…
いずれにしても、
エルニーニョ現象で、さまざまな影響があることがわかります。
どうなるかは、実際には
自然が相手なので、なってみないとわからない面があります。
しかし、過去の経験からも、
今あげたような影響が多かれ少なかれあることは
間違いないようです。
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