OJTとは何?意味とメリット・デメリット|意外な由来とは?
OJTとは何?意味とメリット・デメリットと由来

「OJT」って何ですか?
うる覚えで、しっかり理解していますか?
OJTを間違って覚えている人も多いようなので
ここで「OJT」をしっかり理解したいと思います。
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■OJTとは何?意味は?
OJT(オージェイティー)は、
On-the-Job Training(オン・ザ・ジョブトレーニング)といって、
企業内で行われる人材育成の企業内教育・教育訓練手法のひとつです。
OJT(オージェイティー)は、仕事中,仕事遂行を通して訓練をすることです。
現場でいきなりやらせるのではなくて
現場で上司や先輩が指導役となり、必要な知識や技能を、
意図的、計画的、継続的に、実際の業務を行う中で、身につけさせていく方法です。

OJTの由来は、1917年、第一世界大戦中。
人手不足の造船所をなんとかしなければいけなくなり、
大量の新人を教育・訓練するために、緊急要員訓練プログラムを作ることになり、
その責任者、チャールズ・R・アレンが考案した、4段階職業指導法にOJTは由来しています。
それは、以下のことです。
1.Show(やってみせる)
2.Tell(説明する)
3.Do(やらせてみる)
4.Check(補修指導)
戦争から生じたものとは思いませんでしたが、
このOJTの由来のチャールズ・R・アレンが考案した4段階職業指導法は
どこかで何か聞いたことはありませんか?
そう!
太平洋戦争時、世界最強と呼ばれた海軍大将、
連合艦隊司令長官だった山本五十六(やまもと いそろく)の
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」

(出典:http://www.japan-fishing.com/navy/situmon.html)
これはとても有名で、
現在でも、多くの企業などで高く評価されている、OJTの基本ですね。
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■OJTのメリット
OJTは、個人のレベルに合わせた目標が設定できるのが特徴です。

OJTのメリットは、以下の点があげられています。
・研修機会が日常的に得られる(業務即した内容を指導できる)
・教育のための時間を取る必要がない
・その時に応じて、臨機応変に指導できる
・マン・ツー・マンできめこまかく指導できる
・費用が安い。教育訓練施設を作る必要もなく、現場で訓練するため。
このように仕事を通じて、実践的に習得させることができ、
結果が、直接業務遂行能力の向上に結びつので
研修効率がとてもよいです。
また、上司や先輩、部下との相互理解や信頼関係に役立ちます。
一方、OJTはいいことだらけではなく以下のようなデメリットもあります。
■OJTのデメリット
指導者が日常業務に従事しながら教育するので
忙しくて、時間ととともに負担が大きいです。
また、現場のその場その場で教えるため、
体型的に教えることが難しいです。

OJTのデメリットは、以下の点があげられています。
・指導者の時間・負担が大きい
・指導者の指導力によって効果は大きく左右される。(指導者の資質、能力、態度など)
・指導者が部下育成のための指導方法を学習しなければならない。
・基礎的・系統的な理解が困難
OJTは、メリットとデメリットがあることがわかりましたが、
では、OJTを効果的に行うためにはどうしたらいいでしょうか?
「OJTを効果的に行うためには?」は、
長くなりましたので、次にお伝えします。↓
『OJTを効果的に!効率的に!メリットを最大限活かす方法』
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