お供えする花には種類やマナーがあった!?定番の花の意外な秘密とは!?
お墓やお仏壇に供える花は何がいいのか悩みます。
正直、どのような花がいいのかわからなかったりします。
お花屋さんにまかせばいいのかな…なんて思ったりもしますが、マナーを知らないと恥をかいたり、迷惑をかけてしまいそう。
そこで、お供えする花の種類は何がいいのか、またマナーやお供えする花の定番の花があるのですが、その意外な秘密についてもお伝えしします。
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お供えする花の種類は?マナーは?
早速ですが、お墓やお仏壇に供える花ですが、
実は…
「なんでもよいです!!」
基本、お花の種類の決まりはありません!!
「なんだよ~」という人もいるかとは思いますが、実はそうなんです。
昔から、ご仏前には香華をたむけ、お水や果物などのお供え物をしてきました。
しかし、それを仏様やご先祖様が食べてくれるわけではなく、「仏前に花一輪の心がけ」とうたわれているように、私たちの真心をささげることが大切なんですね。
ですから、基本的にお墓やお仏壇にお供えする花は、どのような花でも、種類でも構わないわけです。

ただ、なんでもいいとなると、それこそどんな花にしようか困ってしまう…
という人も多いでしょう。
そこで、最近のお供えのお花事情をお伝えしますと、
最近では、お供えする花の種類は、亡くなった故人が生前に好きだったお花や新鮮な季節のお花をお供えする人が多くなったとあるご住職が言っていました。
遺族の気持ち、真心をささげることが大切にされてきています。
ただし、少し知っておいてほしいことは、昔からの仏教的なマナーでお供えのお花にふさわしくないとされるお花があることです。
それは、
です。
しかし、現在ではそうゆう風習にこだわることは少なくなり、生前に故人がバラが好きだったら、バラのお花をお供えしてもマナー違反でもなく、全然お供えしてもOKなのです。
でも、余計なトラブルを避ける意味でも、お墓やお仏壇を守っている人、ご遺族にそのような花をお供えしていいか、そのお花をお供えをする理由などを伝えて、チラッと聞いてみることがいいかもしれませんね。
そして、
そのようなお供えするお花に思いあたる種類がない人はどうしたらいいのかというと
定番の種類のお供えのお花があります。
また、その定番のお供えのお花には秘密がありますので、次にお伝えします。
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お供えする花の定番の種類とは?それには秘密が!?
お供えするお花に思いあたる種類がない人は、「菊」
がおすすめです。

お供えのお花の定番として、
菊、ユリ、蓮(はす)、リンドウ、カーネーション、グラジオラス、トルコキキョウなどが良く用いられますが、とりわけ菊が昔からよく用いられています。
ユリ↓

蓮(はす)↓(これは造花です)

リンドウ↓

グラジオラス↓

トルコキキョウ↓

菊は、平安時代、薬やお酒、食用として様々に使われ、大変重宝されていました。
そして、菊は枯れにくく長持ちをするし、枯れても花びらが散らからないため、
周りを汚さないということから、お供えのお花の種類の定番として定着し、
実用的でお墓やお仏壇の仏花として多く用いられてきました。
この菊。
実は、天皇家のシンボルである家紋になっていますね。

その理由は、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて活躍した第82代天皇 後鳥羽上皇(ごとばじょうこう:1180~1239年)が、菊は延命長寿の効能を持つ花として好んでいたことや和歌にも多くよまれていたことから、鎌倉時代に正式に皇室の紋章になったんです。
そのようなことを知ると、お供えのお花の種類は、菊にしようと思ってしまいますね(^^
忙しくて買いに行く時間・暇がない人や遠方に贈る際は、おまかせで素敵にアレンジしてくれるのでこれがおすすめですよ。
まとめ
お墓やお仏壇に供える花は、基本なんでもかまいません。最近では、「仏前に花一輪の心がけ」というように、私たちの真心をささげることが大切で、お供えする花は、故人が生前に好きだったお花や季節のお花をお供えする人が多くなりました。
ただし、昔からの風習で、トゲのあるお花(バラなど)、臭いのキツイお花はふさわしくないとされていましたので、それを嫌うご遺族がいる場合がありますので、トラブルを避ける意味で、そのことを頭に入れておくことは大切です。
そして、何にしようか迷う人は、
お供えのお花の定番、菊、ユリ、蓮、リンドウ・カーネーション・グラジオラス・トルコキキョウなどがおすすめです。
亡くなった人を思い、真心を込めて、お花をお供えしましょう(^^
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