恵方巻きを無言で食べる理由!本当の昔からの日本の文化の秘密とは!?

あなたも毎年、2月3日の節分の日に「恵方巻き」を作ったり、買ったりして食べると思います。

その年の縁起のいい方角の恵方に向かって、願い事などをしながら、恵方巻きを無言で1本を食べきると、「願い事が叶う!」「縁起がいい!」などといいます。

でも、「なぜ恵方巻きを食べるときに無言で食べないといけないのか?」疑問に思ったことありませんか?

なかなか無言で食べきることは難しいのですが(^^;

そこで、なぜ恵方巻きを無言で食べるのか、節分に恵方巻きを食べる理由を調べました。

そこには、昔からの意外な日本の文化に秘密があったのですが、最後まで読んでいただけると大変嬉しいです。

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無言で恵方巻きを食べる本当の理由とは

謎の行為、恵方巻きを無言で黙々と食べること。

子供「なんで何もしゃべらないで食べなくちゃいけないの?」

ママ「そうしないと願いが叶わないの?」

子供「おしゃべりして食べるとなんで願いが叶わないの?」

ママ「それは……。パパ言ってあげて!」

パパ「それはな!……」

こんな感じで子供に子供にちゃんと恵方巻きを無言で食べる理由を答えることができませんでした。

そこで、恵方巻きを無言で食べる理由をいろいろ調べましたら、2つの理由がありました。

恵方巻きを無言で食べる理由

  • 願い事をしながら、福や運を巻き込んだ恵方巻きを食べるため、しゃべって口を開けてしまうと、福や運が逃げてしまうため。
  • 昔から日本では、「神聖な時間は無言で過ごす」という考え方があり、恵方巻きを無言で食べるのは、「願掛けをするための神聖な時間」という意味を表すため。(文化人類学専門 江戸川大学教授 斗鬼(とき)正一氏による)

  • だから、恵方巻きを食べる際は、無言で絶対にしゃべらないで黙々と食べなければならないのです。

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    確かに、昔の日本は、「食事中はしゃべってはいけない」という風習がありました。

    それは、食事は殺生の意味もあるので、黙ってありがたく感謝を込めて食事を頂くという意味がありました。

    また、黙祷など絶対にしゃべってはいけない神聖な儀式もありますし、無言の行(むごんのぎょう)といって、無言で精神を整える修行というものもあります。

    神社やお寺で祈願する際も、しゃべらないで、無言で願い事をしたりもしますよね。口に出して言っている人は誰もいません。

    そのような意味合いから、恵方巻きを食べる行為は、祈願という意味合いがあるので、恵方巻きを無言で食べるということになりました。

    恵方巻きを食べるという行為は、「祈願をするという神聖な行為」なんです。

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    節分になぜ恵方巻きを食べるようになったのか?

    しかし、そもそも、なぜ節分に恵方巻きを食べるようになったのか?

    その理由を知っていますか?

    それは以下の理由からなんです。


    この恵方巻きを食べる時期は、2月3日の節分の日です。

    節分の日とは、季節の節目で変わり目であり、邪気(鬼)や入りやすい時期とされています。

    それで、節分の豆まきや全国各地では、その邪気(鬼)を払うために様々な行事が行われているわけです。

    恵方巻きも、その昔邪気(鬼)や厄を払うためという意味もあり、また無病息災商売繁盛を願うという意味がありました。


    恵方巻き

    そして、昔から日本では、「長いもの」「縁起がいい」とされてきました。

    だから、恵方巻きは切らずに長いまま食べるのです。そして、切るという行為は、縁を切るなど縁起がよくないからです。


    長いものとしては、大晦日に食べる「年越しそば」や引っ越しした際に食べる「引越しそば」が有名です。

    ちなみに、意外に知られていないことに、「節分そば」、「雛そば」、「棟上げそば」なんてものも地方によってあるんですよ。


    また、2月3日の節分の日は、昔から日本では年の初めと考えられていたため、節分の日も、現在でいうと大晦日という意味がありました。

    そのため、今年1年の厄を払い無病息災幸福祈願など願いを込めて、縁起のいい長い巻き寿司を食べたのです。


    お祓い 祈願 玉串

    現在の恵方巻きは、太巻きで、七福神にあやかって、具を7種類入れたりして縁起を担いだりします。

    しかし、その昔は、節分の時期に漬けあがるお新香を海苔巻きにしたお新香巻など、素朴な細巻きで、特に具材には決まりありませんでした。

    今では普通に手に入る食材も、当時は季節的にもキュウリなどは手に入らなかったでしょうし、卵なども高価で簡単に手に入らなかったでしょうからね。

    現在では、「あんな太巻きを1本、無言で食べるのは大変!」と思っていたのですが、昔は、細巻きだったです。

    細巻きだったら、子供も無言で食べきってくれるでしょうね。


    まとめ

    恵方巻きを食べる文化は、大阪が発祥ですが、最近は某コンビニや大手スーパーの営業戦略で全国区へと広まりました。

    誰でも知っている「節分=恵方巻き」になりました。

    そんな恵方巻きの無言で食べる理由は、邪気を払ったり、祈願をしたりという神聖な儀式の意味合いがあるため、無言で食べるということです。

    今まで、そんなことを知らずに恵方巻きにかぶりついて、お願い事をしていたわけですが…

    意味を知ると、考え深いものがありますね~

    これで、ちゃんと子供にも教えることできます。

    今回、昔から行われてきた古き良き日本の恵方巻きを食べる文化の本当の意味を知ることができました。

    私たちの先人たちが築いてきた文化を、大切に語り継いでいかなければいけないかな、なんて、ちょっと真面目に考えた次第です(^^

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